「
戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)
」読了。
昭和史で1945年まで旅してきたわけだが、やはり戦後を旅せずにはいられない。あと、表面的な旅ではなく、本質を知りたくこの本をポチる。
内容は、元外務省・国際情報局長
孫崎 享氏が、「アメリカからの圧力」を視点に戦後を読み説いた本。
感想。「人物破壊 誰が小沢一郎を殺すのか?」で学習していたのである意味予想通り。戦後の首相、外務大臣、アメリカ大統領、国務長官をキーに解説しているため分かりやい。戦後の日本の歴史はアメリカへの2つの対応(対米追随派、自主派)でくくれるということ。そして、その対応を取り巻く関係者(外交官、CIA、検察、マスコミ)。信じるかどうかはあなた次第だが、ニュースの本質を考える一つの軸ができる。今の、日本の領有権(尖閣、竹島、北方領土)をめぐる争いや、TPPなどの仕組みを変える動きも、なぜ鳩山・小沢がやられたか、アメリカの利益になるか脅威になるかという視点で見るとその動きが分かる。 そして、「歴史(事件や戦争)は突然勃発しない。そこには強い意図が働き、緻密に計画的に遂行されている」ということですな。そして著者の主張は自主派。何度アメリカにやられようとも毅然と対応し続けていくこと。是非一読願いたい。
もう1つよかったことは、ヨメさんの親父さん(70歳)とやっと歴史に関する話が通じるようになってきたこと。巣鴨プリズンや笹川良一、安保闘争やあさま山荘事件などなど。やはり時代を生きてきた人の話を聞くとリアルでおもしろい。
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