2013年8月17日土曜日

聯合艦隊司令長官 山本五十六

聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実- [DVD]」観賞だん。

年始に録画しておいた映画をいまさら観賞。8月と言えばやっぱりこういうネタがいい。あの戦争を忘れないためにも。

日露戦争後、政府、マスコミが煽りに煽り熱狂に陥っている大日本帝国。海軍省の中で開戦を反対していた山本五十六がなぜ連合艦隊を率いて戦争を起こすことになったのか、真珠湾から始まり、どのように戦争を早く終わらせようとしたかその苦悩がリアルに描かれた作品。

冷静に自分たちの兵力、資源に目をつぶり無謀だと唱えるも根拠なき戦争に突入した日本。外務省に失態により開戦通告が遅れ米国を怒らせた事実。国が滅ぶ前に米国と戦うのではなく、戦争を終わらせるべく講和に持ち込む方針を唱えた意志。ミッドウェー海戦での目的の曖昧さ(空母破壊or本土占領)による結果としての大打撃。ガダルカナルとラバウル、悲しき特攻隊と敗戦。

約300万人の失われた命悲しすぎるぜ。戦争は終わらせることが難しい、情報なき無謀な戦いを避けなければならない、という教訓を活かさねば。勉強になりました。

2013年8月12日月曜日

伸び続ける子が育つ お母さんの習慣

伸び続ける子が育つ お母さんの習慣」読了。

ヨメに読んでみたらと言われ読んでみた。

母親向けにかかれた本だが、父親にもためになる内容だった。
特に感じたメッセージは、

親は、一貫した行動(発言)をすること。

子供は大人と桁違いの吸収力で成長している。親の背中を見ながら育っている。親の行動に一貫性がなければ、信頼を失っていき、言うことを聞かなくなるということだ。「こいつら何か言うてることとやってることほんまいつも適当やな」と。

気をつけねば・・・。


2013年8月3日土曜日

小飼弾の 「仕組み」進化論 [Kindle版]


なんとなーく、仕組みという言葉が気になり、初めてKindle本をポチってみた。

Kindleで本読んでみたが、意外に読めるね。色はセピアにすれば目にもやさしく、しおりもつけられるのであとで振り返られるので便利。ハマりそう。

内容は、仕組みについて改めてその原理を考える。私たちは仕組みを作る仕事をすべき。そして仕組みのいい面悪い面をきちんと把握しておこうよ。という内容。ダニエルピンク藤原和博と同じやね。

弾さん流のプログラムやシステムエンジニアの例は分かりやすかったし、すーっと頭に入ってきた。生物の進化論までとりだしてるのはさすがでしたねw

メモったしおりをペタします。

・マッサージ師やカウンセラー、コンサルティング的な要素を含む仕事は、今後も生き残っていくでしょう。相手の反応を見ながら適切な対応をしなければならない仕事、コミュニケーションが重要な仕事、完成品を想定できない仕事を、機械を使って仕組み化するのは相当困難なはず。

・身近にあるテコ(自力)と奴隷(他力)を使った仕組み。ディズニーランドのサービスの秘密はマニュアル=テコにある。その前にキーワード、安全、礼儀正しさ、ショー、効率を行動の優先順位にかかげている。キャストはマニュアル、キーワードというテコで仕事のルールと判断の基準を示し、キャスト自らが顧客満足度の高いサービスを実現できるようにしているわけです。

・事故原因を調べる際には、門外漢をひとり以上いれるようにしましょう。根本的に、人間には自分に染み付いた先入観から自由になれないのです。日常的に記録をきちんと取っていれば、事故の状況を客観的に見つめることができる。

・仕掛品をたくさん作り、最後の1ピースを待つ。あと1ピースがあれば実現できるというところまで、物事を具体化しておき、必要なピースが出てきたらすかさず拾いに行く。この仕掛品を作っておくためにも20%ルールが生きてきます。

・既存の仕事は20%の片手間でできるようにし、残りの80%で新しい仕組みを模索し続ける(20%ルールの使い方)

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代」読了。

きっかけは、会社の秋から半年続く、えぐい?研修の宿題図書になっていたので、読んでみた。

著者はダニエルピンク。訳は大前研一。を、これは「モチベーション3.0」と同じコンビやね。内容は、時代は農耕社会から産業社会へ、そして現在の情報化社会(最終章)へと向かってきた。単純な反復な仕事はコンピュータや新興国に、情報量はインターネットに移っている中、知的労働者は脅威にさらされている。で、今後生き抜いていくために、どうすべきかが書かれた本。左脳だけではなく、右脳を使って新しいことを発想する力がこれからは必要だよ、そしてそうするにはどんな感性(センス)を身につけるべきかという内容。

そういや藤原和博「坂の上の坂」にも似たようなこと書いてたな。世の中は正解主義(情報処理力)から修正主義(情報編集力)へ。確かに日本の教育は完全詰め込み主義だけど、今の時代に即していない。基礎的な情報はある程度詰め込みあとはカンニングOKでいいじゃん。社会に出ると違和感を感じる。いろんな情報から仮説を立て検証し前に進む。そして、もっと全体観、ビジョンを妄想し進む力。こういった能力がこれからは必要だということだろうね。右脳と左脳のバランスを意識するようにしよう。

道を開くための6つの感性(センス)もメモっておこう。特に俺は4、6を意識かな。。死ぬ前にいやぁ人生楽しかった、と思えるよう真面目に考えるか。

1)「機能」だけでなく「デザイン」
2)「議論」よりは「物語」
3)「個別」よりも「全体の調和(シンフォニー)」
4)「論理」ではなく「共感」
5)「まじめ」だけでなく「遊び心」
6)「モノ」よりも「生きがい」