きっかけは、日経新聞に連載されていたのと、以前読んだリーン・スタートアップからも引用されていたのでポチってみた。
内容は、ハイテク企業においてその成功確率を高めるために知っておくべきマーケティング理論としてキャズムについて書かれた本。ハイテク製品を世に広く売り出すためにはキャズム(深い溝)を超えなければならないらしい。
世の中には、ハイテク製品を導入するにあたり5種類の人がいて、アーリーアダプター(新し物好き)とアーリーマジョリティ(役に立つなら使う)の間にはキャズムがあり、そこでハマることでメインストリーム市場で売れていかないとのこと。この本では、そのキャズムを超えるための戦略・戦術の例が書かれている。突破方法は一言でいうと「小さな池で大きな魚になること」。アーリーマジョリティは実利主義者であり市場(既存のやり方、他の製品)をみているから、ニッチ市場でホールプロダクト(製品だけではなくその周辺群含めて)を持って圧倒的な優位性を出すことがポイントだといっている。
理論としては知っておいた方が良い気はするが、ベルカーブが出てきた時点でほんとかよって感じ。ブラック・スワンでもそうだったように、世の中黒い白鳥がいるんだからさ。ホールプロダクトではなく、リーンスタートアップの様に、MVP(実用できる最小限)で小さくサイクル回してリスクコントロールする方がまだ成功確率が上がるんじゃないかって気がした。
ただ本の中であったエレベーターテストでのシンプルメッセージはその通り。「①で問題を抱えている②向けの③の製品であり、④することができる。そして⑤とは違ってこの製品には⑥が備わっている。」これがパッと言えないと企画担当は失格でしょう。。
不勉強もまだまだあるので、まだまだいろんな本読んでもう少し深めていこうっと。
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