2011年3月24日木曜日

福島原発の終息は約6年!

残念ながら日本の原発ビジネスはもうダメだと思うし、東電のお粗末な対応で信頼は完全に失われた。福島原発の再建は無理だろうから、海水なんかでちまちまやらずに、さっさと全てコンクリで固めてくれと思うのは俺だけかな。。。まだ希望はあるの!?」(2011.3.16のツイート(@osamuchan_com)より)
この私の疑問に大前さんが行く末を示していたのでメモ。毎日テレビのニュースでは今後原発騒ぎはどう終息するのか、についてどの偉い先生方も答えてくれないし、しゃべっている内容は政府の発表とほぼ変わらない。そのもどかしさが少し解決しました。詳細は次のYoutubeを見て欲しい。



残念ながら日本の原発ビジネスはもうダメだと思うし」
⇒これはそのとおり。もうこれから日本は原発作れないよね。日本国内にしろ、世界ににしろ。誰がこんな事故を起こした国の原発を受け入れたいと思うか。アメリカはスリーマイル以降30年原発を作りたかったが作れなかった。日本もこれと同じということでしょう。

東電のお粗末な対応で信頼は完全に失われた。」
⇒誰が見ても明らか。東電の幹部で謝ることはできても、原発を語れる人はいない。「業者」(日立・東芝)まかせ。こんな事態になっても、「業者」扱いしているお役所体質に問題あり、ということでしょう。こんな自体だからこそ一緒になって解決して行きましょう、でしょう。

「福島原発の再建は無理だろうから」
⇒やっぱ無理です。物理的に海水を入れた時点でアウト!とのこと。あと感情的にも再建に反対するよね。

「海水なんかでちまちまやらずに、さっさと全てコンクリで固めてくれ」
⇒これは原子力事故の常識からみてもNGでした。原子力事故の基本三原則は「止める」「冷やす」「閉じ込める」。いきなりコンクリで固めるていうのは燃料棒が熱を持っているため最終的にコンクリ自体が熱で崩れるらしい。チェルノブイリみたく暴走を止めるにはこれしかないが、「止める」が確実に行われた福島原発は、次のステップ「冷やす」から「閉じ込める」をすべきとのこと。

ただ、蝉のション便はやめようね・・・。まじで笑うって・・・。

大前氏の提案する今後の福島原発のステップでは、事態終息に約6年。レベル6(保安院は5と言っているだそうだが・・・)のツケは大きい。。。これを東電なんかに任せずしっかりと原発を知っている現場のエンジニアや世界の原発専門家に権限委譲して着実に遂行して欲しい。

今後のステップ(地震発生から1週間 福島原発事故の現状と今後(大前研一ライブ579) より引用)
・非常手段で注水・冷却 数日間
("蝉のション便"はNG→国際的な笑いもの)
・安定した手段で注水・冷却 3~5年間
・建屋全体をテントのようなもので覆う 3ヶ月後
・クレーンなどの修復/設置 ~5年後までに(☆)
・格納容器・カバー・圧力容器外し炉心から燃料の搬出
・冷却プールから燃料の搬出・海路陸奥へ(数千本)
・核分裂物質の除去(できるだけ)
・コンクリートで永久封印 6年後?(☆)
・汚染地域の縮小後、半永久的に立入禁止区域とする

                    (☆ 放射能と崩壊熱のレベルによっては数年早まる)


「まだ希望はあるの!?」
⇒福島原発の終息には希望がある。着実に今後のステップを踏んでいけば事態は終息するとのこと。特に、テントを覆うが重要らしい。これで放射線の飛散が収まるので、住民が一時的にでも戻れるし、東京の水汚染も収まる。

ということで、この世界の歴史に負を刻んだ大きな事故を今後も注目していこうと思う。

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