「男の作法」読了。
きっかけは、Amazonでたまたま「オールタイムベスト小説100」をパラパラ読んでおもしろそうだったのと、鬼平犯科帳で池波ファンになったのでついついKindleポチる。ちなみにこの元ネタ本「13年にわたる書籍の販売で蓄積した販売データ、カスタマーレビューのデータをはじめとする各種データをもとに、Amazon.co.jp独自の方法で、これだけは読んでおきたい「オールタイムベストブック」を選定」とのことでまさに日本のビッグデータや〜。
内容は、”男とはかくあるべき”について池波節で語られている本。
なんと刊行は昭和59年だから今から30年前に書かれた本であり、少し時代は感じる箇所があるものの、人間の本質、衣・食・住、生と死をぶれずとらえている池波にかなり共感。特に食へのこだわりはさすがやね〜。でもって、自ら身銭をきってでも人のために何か役に立つことをする。死を意識しそして生きる。目の前を一生懸命に楽しむ。こういうことですな。俺も男磨きがんばろうっと!
・若い時の金の使い方は、残そうと思ったら駄目ですよ。
・次の人のことを考えて実行することが「男をみがく」ということなんだよ。てめえだけの考えで生きていたんじゃ駄目ということです。
・「人間は死ぬ」という、この簡明な事実をできるだけ若い頃から意識することにある。
・自分のその時の仕事を楽しむ。そういうふうにしていたね。楽しむことによって、おのずから次の段階が見つかってくるものですよ。
・理屈というものでは絶対、人間の世の中というのは渡れないんだ。なぜかというと、人間そのものが理論的に成立しているものじゃないんだから。
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