2013年6月4日火曜日

鬼平犯科帳(二十四)

鬼平犯科帳〈24〉特別長篇 誘拐 (文春文庫)」読了。

つ、ついに24巻達成。
去年の9月に買ったから、なにげに約9ヶ月か。

最後、誘拐は作者逝去のため、未完でした。
池波正太郎の文は、ほんと読みやすく情景が頭にぱぁっと浮かんでくる。季節感、町の風物、なんといってもおなかがすいてきそうな食べ物の味。めちゃくちゃ味のあるおもしろい小説でした。

「人間というやつ、遊びながらはたらく生きものさ、善事をおこないつつ、知らぬうちに悪事をやってのける。悪事をはたらきつつ、知らず識らず善事をたのしむ。これが人間だわさ」

平蔵の人間観勉強になりました。またそのうち読み返してみようっと。

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