2011年8月1日月曜日

Den Fujitaの商法〈1〉頭の悪い奴は損をする

Den Fujitaの商法〈1〉頭の悪い奴は損をする (ワニの新書)読了。

藤田さんは、日本にマクドナルドを持ってきて、日本のハンバーガー文化を作り上げた人。当たり前のように街中にあるマクドナルド。そこには藤田さんの商売に対する哲学がこめられているのだ。ベーシックだが、こういう軸を持って仕事に取り組んでいることが大事なんでしょう。xx政権のようにぶれずにいきたいもんだ。以下、ふむふむと思った考えをメモメモ。新規ビジネスの立ち上げ・展開に少しでもいかせればと。


儲けの敵は固定観念だ
米国マクドナルドは郊外のファミリーレストランとして成功してきた。郊外以外はダメだというのが固定観念。ところが、日本では日本一人通りの多い、日本の心臓部銀座へ一号店を出し、そして3千万円の資金を使い、1ヶ月で4千万円の売り上げを記録。結果で米国を驚かせた。
 ⇒全ての物事の本質を考え、ゼロベースで考えるクセを常に持つべきだね。


動物的感覚をとぎすませ=事業は理論では成功しない
マニュアル・ノウハウといかにも商売は理屈さえあれば成功するように思われるが、その人の持っている動物的感覚が大きなウェイトを占める。まず把握しなければならないことは、時代がどう移り変わるか、ということである。
 ⇒人は知性・理性を手に入れたが、動物。感覚を大事にするというのおもしろいね。


人間養成が金儲けの秘訣だ
商売のヘタな人は、社員を牛馬のごとくこき使って儲けてやれ、などと考えるから儲からないのだ。人間の成長を心から念願して養成してやる。商法の根本は人間の商法である。人間不在の商法で儲かるわけはない。
 ⇒人(工数)は新興国で金で解決。。そのうち痛い目にあうな。長い目で育て上げるのが大事。

清潔な店に金宿る
マクドナルドには「Q(品質)・S(サービス)・C(清潔さ)」という3本柱がある。特に清潔さに関しては万全を期している。
 ⇒ITの世界では店舗が存在しないから、Webサイト、契約書、営業担当がそれに当たるかね。

商売は「テイク・アンド・アスク・フォーモア」だ
商売はギブアンドテイクなどと言わない。ギブなしで取って取って取りまくる。これなら儲かる。もっとよこせと手を出さなければ、彼らに太刀打ちはできない。
 ⇒Amazon,Googleの圧倒的な規模の経済はこれに当たる。情報を取って取って取りまくる。これが次のビジネスにつながる。

”知識”より”知恵”だ
知識とは多くの人々とつきあって多くの情報を集めることである。情報はただ集めるだけでは役に立たない。情報は何かを創造(クリエイト)することに活用してこそ生きてくるものである。
 ⇒情報があふれている時代。情報を活用すること、自分の意見を持つことだろう。

常に危機意識をもて=これが先手必勝のコツだ
危機意識がないといい知恵は出てこないものである。いい発想の基本は危機意識であるといえる。
 ⇒顕在的・潜在的な課題を常に意識しアクションしないと。何もしないのが悪。

世界共通のものを探せ
人間は生まれてくるときはみんな裸である。その裸の人間をいかに金ピカにするかが金儲けなのだ。人間は皮膚の色こそ異なるが、人間であることに変わりはない。とすれば、世界の人類に共通なものが必ずあるはずだ。その世界人類に共通なものを探り出していけば、国境も時代も超越して、どこででもいつでも成功できるものだ。
 ⇒成長しない日本だけの商売は危険。最初から世界視点で考えろということ。

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