中国FinTechレポ(微信・滴滴出行)

中国出張時に国内プラットフォームである微信(WeChat)滴滴出行(タクシー配車サービス)を体験してきたのでレポートすることとする。利用者が意識しないところでの金融と技術の融合ですね。あ、本業も一応はやってきましたからねw

■微信(WeChat)
 中国版LINEと思うとイメージがしやすい。個人やグループ間でメッセージのやりとりができるアプリ。LINEとの決定的な違いは決済機能(WeChatPay)と国民のプラットフォームとなっている点だ。中国では4億?7億?11億?人がスマホにこのアプリを入れており、給料口座とも連動しているため、普段スマホのみを持ち歩きお買い物をする。最近では現金お断りのお店も出てきたとのこと…。コンビニ、屋台、タクシー、ホテル等では当たり前のようにこんなロゴが置いてある。

WeChat Pay利用までの手順はこれだ。(細かな手順は別サイトに任せる)
 1 WeChatアプリをスマホに入れる(無料)
 2 中国の銀行口座を作る
 3 誰かからお年玉をもらう(アプリと銀行口座との連携)

1 WeChatアプリをスマホに入れる(無料)
 アップルストア等からインストール。

2 中国の銀行口座を作る
 アプリにお金を入れるには中国の銀行口座との連携が必要とのこと。中国人は給料口座とアプリを連携しており好きな時にアプリにお金を入れている。総務曰く、日本のお客様がよくWeChatPayを使いたいと言う方が多いため、すでに出張時のプロセスに組み込んでいるとのこと。さすがにハードルが高いので中国人と一緒に手続きに。パスポートと日本の免許証持参でいざ。まずは電話番号が必要なため、携帯ショップでSIMを入手(50元)。その後、銀行に口座を作りに行く。が、4、5件銀行を回ったがなぜか口座が作れない…。どうやら10月の中国共産党大会の影響?急に規制がかかり、中国で働いている証明が必要とのことで・・・銀行口座作りを断念。

3 誰かからお年玉をもらう(アプリと銀行口座との連携)
 日本語で入れたWeChatには最初から決済機能は表に現れない。誰かから1元でもいいのでお年玉をもらえれば機能が有効化される。ただここで2の銀行口座の入力が必要のため諦めかけていたが、とあるサイトを発見。クレジットカードでも機能が有効化できるらしい。なんと簡単に有効化完了!銀行口座との連携はできないので、現金を中国人に渡して、WeChatからアプリに振り込んでもらう作戦とした。

 さて、これで準備は完了。近くのローソンでサントリーの烏龍茶(4元)を購入してみる。アプリでバーコードを表示し、お店の機械で読み取ってもらい決済完了。あとこれとは別にお店のバーコードをアプリで読み取って送金するパタンもあるらしい。初めてのWeChatPay簡単すぎて感動。こんな感じで入金・出金履歴も残ります。
■滴滴出行(タクシー配車サービス)
中国版Uber。スマホでタクシーを呼べて目的に連れて行ってくれるサービス。利用者は好きな時にタクシーを呼べるのと、タクシー業者もタクシー装備を持たなくてもスマホさえあれば仕事ができる。一応タクシードライバーはタクシー会社に所属している人らしい。車は種類が選べるとのこと。決済はWeChatPayで現金不要。タクシーのおっちゃんは、事前に登録された出発地、目的地を元に、スマホのナビに従い目的地に向かう。日本の都心見たく電車やバスの交通網がある程度機能するところでは必要がないかもだが、足腰不自由なお年寄りや交通網が整っていない地域では便利と感じた。私が市内をタクシー移動したのもの全部このサービスを使っての移動。ある役職以上には会社のWeChatアカウントの使用許可があるようだ。ただ、さすがにドライバーから中国語で電話がかかってくるため、日本人にはハードルが高い。


 さて、なんでここまで流行ったのか!?WeChatPayに関してはコンビニ、食堂等々で半額キャンペーン実施。ご飯が安く買えることでみんながアプリを入れた。滴滴出行も同様。タクシー代無料キャンペーン+ドライバーには2倍の報酬で利用者が爆発的に広まったとのこと。国民に広まった後は徐々に元に戻す作戦。日本では日常のお買い物は交通系ICカードやクレジットがようやく一般的になってきたが、中国では一気に飛び越えてスマホアプリで流行ったみたい。現金を使わない時代いよいよ訪れるね。そして、白タク規制等々何かと制限の多い日本はいよいよ世界から置いていかれると思った…。

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