2010年11月16日火曜日

「一勝九敗」柳井正

めっきり本を読まなくなってしまったので、これはいかんと思い、読書再開。ユニクロの社長柳井さんの本「一勝九敗 (新潮文庫)」です。
ユニクロを引き継いで今の形にもっていった、その考え方を学びました。ファーストリテイリング(fast retailing:速い小売)その社名の通りの考え方だ。

心に残った記述を以下書き留めておこう。
自分たちが送り出した商品の失敗を直視し、研究し、改善する。失敗の連続だったが、そこから次の成功の芽を導き出す。ユニクロの品質向上には、現場で学んだ失敗の数々が大きく寄与している。つねに「現場を知る」ことこそ、経営の原点だと今も思っている。
 顧客のニーズは何なのか、課題は何か。これがマーケティングの原点ですよね。独りよがりのサービスを作っているような気がする・・・。深く反省し、心に刺さるサービスを出せるようにする!

失敗と判断したときに、すぐに「撤退」できるかどうかだ。(中略)撤退もスピードが大事である。短期間のうちに撤退後の方針を決め、人員の配置を決める。失敗に学ぶこと、リカバリーのスピード。これが何より大切である。
 今まで○年かけてきたのに、と思ってしまう。ただ、次にいいものが生まれるのであれば早くの撤退も必要か・・・。今年中には結論をだすか。

わが社には自分で本当に考え、判断できる人、さらに言えば「働かされる人」ではなく「経営ができる人」が必要なのだ。
 意識の問題やね。自分が社長と思って日々の計画、行動をしないと。ついつい単なるワーカーになっている気がして、、、、。気持ち切り替えよう。

会議は会議の場だけではない。いつでもどこでも自然発生的な会議をしている。その場ですぐに議論して、すぐに決めて実行するためだ。
 これも大きな反省。コミュニケーションを積極的にとって瞬時に判断していく。これに尽きる。

商売というのは、現状があまりうまくいかないときに「だったら、どうやればうまくいくのか」ということを徹底的に考えることであり、成功したと思った時点でダメになるのだと思う。
 思いを持って、常に課題意識を持っておくこと。これですな。

儲かるか儲からないかの差は「管理能力の差」による。(中略)明確な数値目標を決めてやらない限り、うまくいかない。数値で示せないものは、実行できないと思う。
 曖昧にしがちな日々の行動。明確な目標を立てて、行動する。これに尽きる。がんばりました、は単なる幻想。やはり数値で示すのが一番説得力がある。

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